ブロードウェイミュージカルはミュージカルの本場として100年近くにも及ぶ長い歴史を持ちながらも、常に時代と共に進化し世界最高峰のエンターテインメントを届け続けてきた。そんなブロードウェイで20年以上愛され続けている不朽の名作「ウィキッド」が待望の映画化!壮大な世界観と圧倒的映像美で新たに生まれ変わった『ウィキッド ふたりの魔女』は全米で驚異的大ヒットを記録し、ブロードウェイミュージカルの映画化作品において歴代最高興行収入を記録している。(2025年1月27日現在)
先日主演のシンシア・エリヴォとアリアナ・グランデに加え、ジョン・M・チュウ監督が来日することが発表され、今まさに日本で最も注目されている映画と言っても過言ではない本作の日本公開を記念して、伝説のブロードウェイミュージカルの映画化作品を大特集!映画ならではの圧巻の映像美と魂のこもったパフォーマンスに心打たれる至極のミュージカルを味わい、『ウィキッド ふたりの魔女』の公開に備えよう。
◆『ウエスト・サイド物語』(1961年)
ミュージカル史に燦然と輝く、儚くも美しい感動の傑作
ニューヨークのダウンタウン、ウエスト・サイドでは、リフ(ラス・タンブリン)をリーダーとするヨーロッパ系移民の「ジェット団」とベルナルド(ジョージ・チャキリス)率いるプエルトリコ系移民の「シャーク団」が何かにつけて対立していた。ある日、ジェット団の元リーダーのトニー(リチャード・ベイマー)はダンスパーティーでベルナルドの妹・マリア(ナタリー・ウッド)と出会い、瞬く間に恋に落ちてしまうのだが、この許されざる恋が大きな悲劇を引き起こす…。
シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」をニューヨークのギャング抗争に置き換え、当時の社会問題に鋭く切り込んだ物語は注目を集め、第34回アカデミー賞®では作品賞、監督賞含む10部門の受賞を果たすという偉業を成し遂げた伝説的作品であり、2021年には巨匠 スティーヴン・スピルバーグ監督もリメイクし大きな話題となった。時代を越えて愛され続ける傑作をぜひ堪能いただきたい。
◆『サウンド・オブ・ミュージック』(1965年)
ドレミの歌と共に始まる、心温まる家族の物語
ナチスドイツによるオーストリア併合が進められていた1938年。修道女見習いだが、規律を守らず問題児扱いされていたマリア(ジュリー・アンドリュース)は院長の命で元海軍大佐の家で家庭教師を務めることになる。7人兄弟の子供たちは今まで何人もの家庭教師が辞めていくほど手のかかる問題児だったが、マリアは持ち前の明るさと音楽の力で子供たちとすっかりと馴染み、初めはマリアのことをよく思っていなかったトラップ大佐(クリストファー・プラマー)も次第に特別な感情を抱くようになる。一方でナチスドイツの台頭でトラップ一家も大きな決断を迫られることになり――。
実際の出来事に基づいて描かれた本作は、第38回アカデミー賞®において作品賞を含む5部門を受賞しており、監督のロバート・ワイズが『ウエスト・サイド物語』(1961)に続く2度目の監督賞に輝いた!「ドレミの歌」や「エーデルワイス」など日本でも教科書に載っている名曲たちが彩る至極の名作をご覧あれ。
◆『レ・ミゼラブル』(2012年)
絶望の中で見つけた希望の光が導く魂の賛歌
19世紀のフランスを舞台に、パンを盗んだ罪で19年間服役したジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は仮出獄するが、生活に行き詰り、再び盗みを働いてしまう。しかし、司教が罪を見逃してくれたことで、バルジャンは心を入れ替え生きていくことを決心する。そんな折、悲惨な運命を辿るファンティーヌ(アン・ハサウェイ)と出会い、彼女の娘・コゼット(アマンダ・セイフライド)を託され、父親として愛情を注ぎ健やかに育てていくのだが、やがてフランス革命のうねりが2人を吞み込んでいく。
本作は、文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基にしたミュージカルであり、その壮大なスケールと深い感動を描き、第70回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル・コメディ部門)を獲得、さらに第85回アカデミー賞®では主演女優賞を含む3部門の受賞を果たし、その圧倒的な演技と音楽が高く評価された。感動の渦を巻き起こした圧巻の歴史劇を目撃せよ。
◆『ウィキッド ふたりの魔女』 3月7日(金)より、全国ロードショー
音楽と魔法が彩る感動と興奮に満ちたエンターテインメント超大作
魔法と幻想の国オズにある<シズ大学>で出会ったふたり――。 誰よりも優しく聡明でありながら家族や周囲から疎まれ孤独なエルファバ(シンシア・エリヴォ)と、誰よりも愛され特別であることを望むみんなの人気者グリンダ(アリアナ・グランデ)は、大学の寮で偶然ルームメイトに。見た目も性格も、そして魔法の才能もまるで異なるふたりは反発し合うが、互いの本当の姿を知っていくにつれかけがえのない友情を築いていく。ある日、誰もが憧れる偉大なオズの魔法使いに特別な力を見出されたエルファバは、グリンダとともに彼が司るエメラルドシティへ旅立ち、そこでオズに隠され続けていた“ある秘密”を知る。それは、世界を、そしてふたりの運命を永遠に変えてしまうものだった…。
世界中で6,500万人以上の観客を魅了し、100以上の演劇賞・音楽賞を受賞、約60億ドルの興行収入を上げ、舞台で最も愛される傑作のひとつとして今も記録を更新し続けている「ウィキッド」が待望の映画化!エミー賞、グラミー賞、トニー賞と数々の受賞歴があり、圧倒的な表現力を誇るシンシア・エリヴォ(ミュージカル「カラーパープル」)と、グラミー賞の常連で唯一無二の歌声で世界を魅了し続けるアーティストのアリアナ・グランデを主演に迎え、さらに『クレイジー・リッチ!』や『イン・ザ・ハイツ』のジョン・M・チュウが監督を務めるなど、超一流のキャスト・スタッフが集結し、圧倒的な世界観を創り上げた。
先日発表されたアカデミー賞®では作品賞含む驚異の10部門にノミネートされ、さらには主演のシンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ、監督のジョン・M・チュウの来日も決定し、ミュージカル映画史上、かつてないほどの盛り上がりを見せている!
『ウィキッド ふたりの魔女』
3月7日(金)より、全国ロードショー!